「与える」と「もらう」

「与える」と「もらう」

人の生き方を見ていると
様々な人生や、あり方があると思う。

人間の人格形成は6歳ごろまでに
だいたい完成してしまうので
大人になって、その習慣を変えるのはかなり大変

幸いにも私は、
両親より大切な生きる力を
教えてもらったので
特に感謝している

何に感謝しているかというと

働くという価値観
お金に対しての価値

また、何より
失敗する練習の数々を
経験させてくれたこと

私は、商売人の家系に生まれたのもあり
働く両親の姿を見ていた

働く事でご飯を食べ、
生活していくと幼い頃から学んだ

今だから思うけど
両親の尊敬するところは

お金は与えてくれなかったこと

世間からは自営をしていると、
お金にゆとりがあり
たくさんもらっているイメージで膨らんでいたようだが

実際は逆
周りの同級生より我慢することも多かったし
惨めな思いもした。

しかし、それが逆に良かった
欲しい物があれば自分で働いて手に入れ
やりたいことや学びたいことがあれば
それを得るために働くのだと教わった

社会人になるとどうしても、
もらうのが当たり前というか
日常の人間の適応力の高さからか
慣れてその感覚を忘れることもあったけど

独立して思うのは
もらう頭でいると
いつまでたっても稼げないということ

やりたいことや叶えたいこと
欲しい物や守りたい物があれば

自分の力で手に入れる術を身につければいい

お金を与えれば楽かもしれない
ただ、それは与える側からのエゴ

受け取る側の人の器にもよるけど

人は弱い生き物だから

大体は使い切る

つくづく思うが
知恵や技術や教養を与えることへ
その分、使って与えることがその人の人生の為

島でお腹が減った人に
魚を与えるのでなく

釣竿と釣り方を教えること

その時の空腹は満たされるが
その人は一生もらう事が大切になる

後者は生きていく為の術を身につけ
自らの力で生きていこうとするよになる。
更には、 釣り方を工夫したり
最初は生きるためだった物が
それをまた、人に与えたいと思うようになる

『与える』と『もらう』

この意識の違いは
簡単そうで奥深い

私は、これまでに、より多くのことを
経験する場やチャンスをもらい
何でも挑戦することを教えてくれた

歯をくいしばる出来事や
失敗の数々、その体験があったからこそ
何が何でも最後まで私は諦めない心を身につけた

そんな大切な事を教え
与えてくれた両親に

感謝を込めて
生きる術を身につけ、得たお金で

一緒に過ごす時間と旅行という体験を
プレゼントしたいと思う。

父は仕事で今回は不参加だから
まずはお袋へありがとうを伝えてきます。

仕事も持ち込みながらですが
少しのバカンス

最高に幸せですね。

人生脚本家
眞殿勝年

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